タマホームの口コミはやばい？実際の評判からメリット・注意点を徹底解説！

マイホームを検討されている方にとって、ハウスメーカー選びは重要な決断です。特に、コストパフォーマンスの良さで知られるタマホームは、多くの方の選択肢に挙がるハウスメーカーではないでしょうか。

結論からいうと、タマホームはやばい会社ではありません。

この記事では、タマホームの特徴や実際の評判、メリット・デメリットをわかりやすくご紹介。「どんな家が建てられる？」「本当にお得？」そんな疑問をスッキリ解決します。

タマホームの基本情報

引用元：タマホーム

タマホームは、1998年に設立され、コストに強みを持つハウスメーカー。「日本の家は高すぎる」という想いからスタートし、低価格で高品質な住宅を提供することをミッションとしています。

会社名	タマホーム株式会社
設立	1998年6月3日
本社	東京都港区高輪3丁目22番9号 タマホーム本社ビル
従業員数	3,420名（2024年5月31日現在）
住宅構造	木造住宅
対応地域	全国の都道府県
公式サイト	タマホーム

タマホームは全国に200店舗以上を展開しており、これまでの累計建築実績は10万棟を超えています。

タマホームの坪単価は約40～80万円

タマホームの坪単価はおおよそ40～80万円で、ローコスト住宅の代表格とされています。

商品によって坪単価は異なりますが、タマホームで建てた多くの方々の平均坪単価は60万円前後が多いようです。

タマホームの販売実績（2021年6月1日～2022年5月31日）では、一棟あたりの平均販売価格が2,086万円（税込）となっています。(タマホームHPより）

一方、ローコスト住宅のタマホームですが、断熱性能など業界最高スペックの商品「笑顔の家」も販売されており、その場合は坪単価80万円を優に超えます。

低価格から高性能住宅まで様々なニーズにこたえる商品が用意されているため、求める予算や性能に応じて最適な家づくりが可能になるでしょう。

タマホームの良い評判・口コミ

タマホームの評判は、ネット上の口コミやSNSなどでの体験談など、さまざまな場所で確認できます。ここでは、実際の購入者からの代表的な口コミをご紹介し、その理由を分析します。
（参考サイト：オリコン顧客満足度ランキング、みん評）

低予算でも叶った理想の家

タマホームは比較的価格の安い、ローコスト住宅を中心に販売しているハウスメーカーです。

そのため、低価格で理想の家を建てることができた、など満足度の高い評価が目立ちます。

タマホームでは、施工の直接管理で中間マージンを発生させず、また、住宅設備の大量発注などによるコストダウンを実現しています。

定期的にお得なキャンペーンも開催されているので、購入を検討する際には公式サイトを確認するといいでしょう。

コストダウンの工夫により、低価格でも品質を保ち、自由度の高い注文住宅を建てられることが大きな特徴です。

担当者の対応の良さ

タマホームの口コミでは、担当者の対応の良さに対する評価も多くみられます。

営業担当だけでなく、設計担当者や、現場とのコミュニケーションのスムーズさも話題になっています。

家づくりでは、営業担当者のスキルで左右されることも多いため、口コミ評価が良い点は安心ですね。

住宅性能に満足

タマホームの断熱性能は、国が定める最高等級を満たしており、一年を通して快適に過ごすことができます。

また、断熱性だけでなく、耐震性など全体的に住宅性能が高く、多くの主力商品は標準仕様で長期優良住宅に認定されています。

タマホームの悪い評判・口コミ

次に、タマホームに対してネガティブな口コミ・評判にはどのようなものがあるか見ていきましょう。

施工品質にばらつきが見られる

口コミの中には、施工中のミスや不具合への不満を持つケースもみられます。

タマホームでは、施工管理会社を挟まずに自社で施工を管理しています。

全国に展開しているため、下請け業者の品質管理が徹底されていないケースや、地域の工事業者によって仕上がりに差が出ることがあります。

施工の質は現場監督や職人によって左右されるため、担当者とのコミュニケーションを密に取り、こまめに現場を確認することが重要です。現場に不満がある場合は、ためらわずに営業担当者に伝えましょう。

現場任せにせず積極的に家づくりに参加することで、現場の方々のモチベーションも上がりより丁寧な仕事をしてもらえるでしょう。

アフターサービス対応の不安定さ

引き渡し後のアフターサービス対応がスムーズでないと感じるとのケースもあり、特に修理依頼への対応が遅れたり、連絡がつきにくいといった口コミがみられます。

タマホームは、全国展開しているため、地域や工務店によってはアフターサービスの対応に遅れが生じる可能性も考えられます。

連絡が遅いと感じた時は、ためらわず催促してみましょう。

営業担当への不満

タマホームの営業担当者への満足度は、総じて高く評価されています。

営業担当者への評価は、どの口コミサイトにおいても必ずと言っていいほど良い口コミ・悪い口コミ両方が見られます。

営業担当者との相性は、家づくりを成功させる上で非常に重要です。信頼できる営業マンが担当することで、満足度の高い理想の家づくりができます。

もちろん、なかには相性の合わない担当者もいるでしょう。その場合は、担当者を変更してもらいましょう。

悪い口コミがあることは事実ですが、多くはどのハウスメーカーでも起こりうる人としての相性やヒューマンエラーなど回避することが可能な内容だとわかりました。
口コミ・評判の結論として、タマホームは「やばい会社」ではありません。

評判からみるタマホームで家を建てるメリット

ここからは、評判・口コミをふまえてタマホームで家を建てるメリットについて解説します。

それぞれ詳細を見ていきましょう。

メリット１：低価格で理想の家が建てられる

タマホームは、ハウスメーカーの中でもローコスト住宅の代表格です。

「家の価格が下がれば、好きなことにお金が使えて、生活はもっと豊かになる」という思いから、中間業者を挟まず材料費や人件費などの削減や、設備を一括仕入れすることで、徹底的にコストを抑える努力をしています。

毎月の住宅ローンの負担を少なくできることは大きなメリットです。支払いに余裕が生まれれば、生活を楽しむための費用にあてることもできるでしょう。

引用元：タマホーム

メリット２：長期優良住宅が標準で対応

タマホームの多くの住宅商品は、国の法律で定められた性能基準をクリアした長期優良住宅に標準で対応しています。

タマホームでは耐震性・断熱性・劣化対策・維持管理の容易性などの項目で認定基準をクリアしています。

長期優良住宅に認定された住宅は、一般の住宅に比べ住宅ローンや所得税および不動産取得税の減税や控除など、様々な優遇措置が特例として適用されます。

メリット3：エリアに合わせた性能で家づくりができる

タマホームの商品は全国の省エネ地域区分に対応しており、同じ商品でも性能が異なります。

省エネ地域区分とは：
日本の地域を気候条件に応じて市町村単位で8つの区分に分類したもの。
それぞれの地域に適した省エネ基準を設けることで、快適で効率的な省エネ住宅を実現するための制度です。
たとえば、北海道などの寒冷地は1～2地域に、沖縄などの温暖地は8地域に分類されます。

引用元：タマホーム

寒冷地仕様の住宅を例に挙げると、窓は通常仕様の樹脂ペアガラスからさらに断熱性の高い樹脂トリプルガラスが標準となります。また、断熱材も厚くなります。

メリット4：長期の保証制度

タマホームでは、「最長60年の長期保証・点検制度」を採用しています。

引用元：タマホーム

初期保証は10年間と、国の定める品確法の期間と同じですが、5年ごとの無償点検と10年ごとの有償メンテナンスを行うことで、最大60年まで延長が可能となります。

ローコスト住宅メーカーの中でも、こうした長期保証は安心感を与えるメリットといえるでしょう。

長期優良住宅に認定されていない商品は、保証延長最大30年になります。
また、保証を延長する場合には有償メンテナンス工事が必要となるので、注意しましょう。

タマホームの保証制度については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

評判からみるタマホームで家を建てるデメリット

次に、タマホームのデメリットについて解説します。

デメリット１：オプションを選ぶと高額になる

タマホームでは、低価格を実現させるために、設備や材料の大量一括仕入れをすることでコストを抑えています。

そのため、標準仕様以外の設備や仕様を導入すると金額が高くなる傾向にあります。オプションを追加する際には、必ず価格を確認しながら打ち合わせを進めていきましょう。

タマホームの標準仕様の設備は、使い勝手が良く性能の高い商品を取り扱っており、標準でも十分快適な暮らしを実現できます。
あらかじめ家づくりにおいての優先順位を決めておき、必要なオプションのみ追加するようにすることが大切です。

デメリット２：シンプルで似た家になりがち

タマホームでは、担当者の提案に任せすぎると、他の家と似たシンプルな外観や間取りになりやすい傾向にあります。

価格を抑えるために、ある程度プランが決められていたり、パッケージ化されている部分もあります。比較的自由度の高いタマホームですが、提案力は決して高くはなく、間取りの作成も基本的には担当の営業マンが行ないます。

タマホームの標準仕様の中にも洗練されたデザインを選べるプランもあります。担当者と相談しながら、納得のいく住まいづくりをしましょう。

デメリット３：完全自由設計にならない場合がある

タマホームは木造軸組工法を採用しており、この工法は設計の自由度が高く、家族構成やライフスタイルに合わせたこだわりの住まいを実現することができます。

一方、タマホームには低価格を維持するため、柱の位置や間隔、各部屋の窓・収納・コンセントなどの数を限定するなどといった、タマホーム独自の「タマルール」と呼ばれるものが存在します。

基本的には自由設計ですが制約もあるため、希望によっては完全な自由設計にはならない場合があります。

逆に、タマルールに沿ってプランニングすることで、オプションコストを抑え理想の住まいづくりが可能になります。

タマホームに限らず、ハウスメーカーには標準でできるものとオプション扱いになるものがあるので、どこまでが標準仕様なのかは、価格も含め必ず確認しましょう。

評判からわかるタマホームに向いている人・おすすめな人

タマホームはローコスト住宅の代表格といわれ、坪単価の高い大手ハウスメーカーに比べて半額近い価格で住まいを建てることも可能です。

住宅の質を落とさず、低価格を維持するために、中間マージンを多方面からカットする工夫をしています。

ローコストでも高品質な商品をたくさん展開しており、断熱性は国が認める最高等級を満たし、すぐれた耐震性を備える品質のよい家づくりができます。

また、お手頃な価格帯のため、毎月のローン返済額を抑えたい人ほどタマホームはおすすめです。

長期優良住宅に標準で対応しているため、住宅ローンや所得税、不動産取得税の減税や控除など、様々な優遇を受けられることもメリットです。

逆に、オプションでもいいからこだわりの設備を導入したい、設計やデザインにこだわりたい、高級感をだしたい、などといった方は不向きといえます。

タマホームはある程度の型にはまったプランが多いため、設備やデザイン、間取りにこだわった注文住宅を建てたい方は他のハウスメーカーを検討した方がいいでしょう。

タマホームでどんな家が建つ？商品ラインナップの特徴

タマホームでは、様々なニーズに応える多彩な住宅商品を展開しています。主な商品ラインナップをご紹介します。

「大安心の家」：タマホームのベストセラー商品

「大安心の家」は、タマホームが扱う商品のなかでも最も人気のある、コスパの高い住宅です。

断熱性・耐震性において国の認定基準をクリアした長期優良住宅に標準で対応しているため、快適かつ安心して暮らせます。

グレードの高い設備や内装・外観なども幅広く選べることから、コスパ良く自由設計の家を建てることができます。

「大安心の家 PREMIUM」：上位モデル商品

「大安心の家 PREMIUM」は、「大安心の家」の上位グレードの商品で、品質とデザインに徹底的にこだわり、重厚感や上質感を実現しています。

コスパ良く、さらにデザイン性や高級感を求めたい人にはおすすめです。

「木望の家」：3階建て住宅

「木望の家」は、住宅が密集した狭い敷地でも空間を有効活用し、快適に暮らすことのできる3階建て住宅のプランです。

タテの空間を有効活用することにより、明るい陽射しや風通しの良さを確保し、潤いのある暮らしをもたらします。

二世帯住宅や、1階にガレージを設置したり、店舗を併設など暮らしに合わせた家づくりができます。

「GALLERIART」：平家住宅

「GALLERIART」は、インナーガレージのある平家住宅のプランになります。

ワンフロアでつながることにより、どの部屋にいても、お互いのことを感じることができる穏やかな安心感があります。

「グリーンエコの家」：屋上庭園のある住宅

「グリーンエコの家」は、屋上を庭園として活用できるエコロジー志向の住宅プランです。

特に都市部など狭小地で、屋上を緑化することにより、緑にあふれた開放的な空間を手に入れることができます。

屋上庭園により、夏には室温の上昇を抑え冬には暖気を逃がさない効果があり、省エネにも貢献します。

「和美彩」：国産木材を使用した和風住宅

「和美彩」の家は、構造躯体に100%国産木材を使用している和風住宅のプランです。

また、フロア・階段・リビングの天井にも国産ひのき無垢材を採用し、高級感と木のぬくもりを感じられる空間を演出しています。

「笑顔の家」：タマホームの最上位モデル

「笑顔の家」はタマホームが2023年4月より販売を開始した新商品で、タマホームの中では最もグレードの高い商品です。

断熱性の高さでは等級7（最高等級）に対応している点が最大の特徴。冬でも非暖房でおおむね15℃を下回らないといった国内最高の省エネ基準レベルを維持しています。

自由設計で、耐震・耐久性も高くメンテナンスコストの削減にもつながります。

高気密、高断熱で快適性と省エネ性にとことんこだわりたい方は、「笑顔の家」を検討するといいでしょう。

ただ、坪単価もローコスト住宅の価格帯より高くなるので、一条工務店など断熱・気密性に特化した中価格帯のハウスメーカーとも比較することをおすすめします。

タマホームで後悔しないためのポイント5つ

メリット・デメリットを理解したうえで、タマホームで家を建てて後悔しないためのポイントを5つご紹介します。

タマホームは低価格を実現するために、住宅設備や資材の大量一括仕入れをすることでコストを抑えているため、オプション価格は逆に高くなる可能性があります。

また、「タマルール」と呼ばれるタマホーム独自のルールが存在するため、窓や収納、コンセントの数など制限がある場合があるので、どこまで自由設計が可能なのか把握しておきましょう。

オプションを付けすぎたり「タマルール」から外れた設計にすると、大手ハウスメーカーと変わらない価格になったり、ローコスト住宅のメリットがなくなってしまう可能性があります。
必ず詳細や価格は確認しましょう。

営業担当者との相性もとても大切です。営業担当者との信頼関係が家づくりの成功を左右するといっても過言ではありません。

タマホームの営業担当者に対する口コミはおおむね良い傾向にありますが、「スムーズに連絡がとれない」、「要望などに真摯に対応してくれない」、など信頼関係を築くことが難しいと感じた場合は、担当者の変更を相談してみましょう。

そして、資金計画も、返済期間、金利、毎月の返済額など自分たちのライフプランと合っているか確認、検討しすることが重要です。

そのためにも、複数のハウスメーカーから相見積もりを取り価格やサービスを比較し、タマホームが自分たちにとって最適なハウスメーカーであるかを見極めましょう。

評判からみたタマホームのまとめ

タマホームなら実現可能！低価格で高性能なマイホーム

この記事では、タマホームが「やばい」と言われる口コミ・評判や、タマホームで家を建てるメリット・デメリットについてご紹介してきました。

予算が限られている若年層や、シンプルかつ機能的な家を求める方にとっては、賢い選択肢となるでしょう。また、工期が比較的短いため、早期に入居を希望する方にとってもメリットになります。

タマホームの評判・口コミは、担当者の対応も含め満足度の高いことがわかりました。

一方、タマホームに悪い評判や口コミがあることも事実です。多くは施工のばらつきなどヒューマンエラーによるものや、一部の担当者への不満など、回避することが可能な内容であることでした。

口コミだけで判断せず、メリット・デメリットを十分に理解した上で、自分のライフスタイルや優先順位に合っているかを見極めることが重要です。

他のハウスメーカーと比べて納得した選択を！

マイホームは建てて終わりではなく、長く快適に暮らすための場所。

ひとつのハウスメーカーだけで判断するのではなく、必ず他のハウスメーカーとも比較しましょう。比較すると各社の特徴が判断できるはずです。

後悔しない家づくりのためには、知識が絶対に必要です。

建ててから後悔しないためにも、複数社から情報を集め検討することをおすすめします。まずはカタログを集めてある程度の知識をつけてから住宅展示場へでかける方が効率的です。

会社ごとの特徴を比べながら、理想の暮らしのイメージをふくらませていきましょう。